どうにか綺麗になりたい

どうにか綺麗になりたいアラサー会社員がじたばしているブログです。医療脱毛、スキンケア用品の記録など。その他、ノート・手帳、文具も趣味。

宮藤官九郎『季節のない街』第2話 感想

宮藤官九郎『季節のない街』第2話を観た。

今回はタツヤ(仲野太賀)がメインの回。

 

たまに帰ってきては金を無心する兄がいて、激甘な母親がいいように金を渡してしまい、大学進学もできなかったタツヤ。こっそりお金をためて、家族で今よりもいいところへ引っ越そうと考えるくらい家族思いの良いやつ。

 

 

ふらりと帰ってきては金を無心する兄より、ほいほいお金を渡す母親が見ていて本当に不快だった。タツヤが家族を思ってお金をためていたことも、「自分のことしか考えてない!」と決めてつけてしまうような母親だし。

 

だけど、母親のいうこともちょっとだけわかる。「あたしが疲れたって言ったら、俺も疲れてるよって…。そんな言葉が聞きたいんじゃないんだよあたしは!!」

お金よりも、寄り添ってくれる人が欲しかったんだなと。

 

タツヤは良いやつ。だけど順番を間違えていた。家族のためにお金を貯めるより、寄り添ってあげること。少なくともタツヤの母親にとって幸せだったのは後者だった。

 

それがわかったタツヤが涙を流すシーン、仲野太賀の演技が本当に圧巻だった。母親への失望、なんで自分の気持ちをわかってくれないんだという怒り、自分が「親おもい」の順番を間違えていたとわかったこと。その変化が仲野太賀の演技でありありと示されていて、すげええと思った。

『初恋の悪魔』でもすごい素敵だなと思ったし、これからは仲野太賀が出ている作品は積極的に観よう。

 

 

最後まで観終わった後に、「親おもい」というタイトルを改めてみると、ずっしり重く、残酷にすら思えた。

タツヤ、どうか幸せになってくれ…

 

 

 

 

 

 

ベネディクト・カンバーバッチ主演ドラマ『パレーズ・エンド』感想

ベネディクト・カンバーバッチ主演ドラマ『パレーズ・エンド』を観た。

BBCアメリカの共同制作らしい(よく知らない)。

1910年代のイギリスを舞台にイギリス上流貴族のクリストファー・ティージェンスとその妻、クリストファーの想い人であるヴァレンタインの三角関係を描く。

 

恋愛モノというより時代モノ

というと恋愛モノのドラマのように感じるが、実施は当時のイギリス上流貴族の生活、第一次世界大戦の影響など、時代・文化を描くことに力を注いでいる印象があった。

特に、女性のファッションは興味深かった。キャラによって全然違う。主人公の妻シルヴィア、三角関係になるヴァレンタイン、そのほか女性陣などなど、キャラの個性も反映されたようなファッションが見ていて面白かった。個人的にはヴァレンタインのシャツにネクタイ、スカートといった学生のようなスタイルがかわいいと思った。

 

個性豊かで対比が際立つ人物描写

このドラマは登場人物が個性豊かだ。

 

  • クリストファー:イギリスの上流貴族で統計局勤め。堅物で融通が利かず、それゆえ損ばかりしている。他者を助けるために自分が不利になってもかまわないという優しさを持っている。
  • シルヴィア:クリストファーの妻。クリストファーと関係を持ったのと同じ時期に妻子持ちの男性と不倫関係にあり、クリストファーと結婚した後も相変わらず浮気をしていて駆け落ちまでしてしまう。
  • ヴァレンタイン:女性参政権運動をしている若い女性。純真でまっすぐな心を持っている。

 

シルヴィアの人物描写が結構面白かった。不倫やら散財やら好き勝手なことをするシルヴィアだが、あまり幸せそうではなく、いつもつまらなそうな顔をしている。自分が誘惑すれば男は簡単に自分の思い通りになるけれど、それは彼女にとって退屈なことでもある。そんななかクリストファーは彼女がめちゃくちゃなことをしていても不満を言わず、感情を見せてくれない。そんなクリストファーは彼女にとって苛立ちの種であるのと同時に、特別な存在なんだと思う。

この、「自分の思い通りにならないのがむかつく、だけどそれゆえに特別に感じてしまう」というところがなんか好きだった。

簡単に言ってしまえばかまってちゃんなのかもしれないけど、人間臭くておもしろかった。

 

また、このドラマは登場人物の対比がおもしろい。

上記三角関係になるので、女性のシルヴィアとヴァレンタインの対比はわかりやすいと思う。不倫や散財をして好き勝手に生きている(ように見える)シルヴィアと、純真で自分の信念を貫くヴァレンタイン。

けれども、個人的には、クリストファーと友人マクマスターの対比もけっこうおもしろかった。

クリストファーはものすごく生真面目で、曲がったことができない。統計局で、政治的主張を支えるために統計の解釈を捻じ曲げられそうになったのが我慢できず、辞職を申し出るほど。また、本当に好きになったヴァレンタインとの関係も一向に進展しない。多分、最初に会ってから、最終話で一緒にいられるようになるまでに6年ぐらいかかっている。

一方のマクマスターは欲に忠実で世渡り上手だ。夫がいるイーディスとあっという間に不倫関係になって妊娠させたり、勲章受章者など力のある人にすり寄ったり、クリストファーの手柄を自分のものにして勲章をもらったり…。

どこまでも自分の欲を出せないクリストファーと欲に忠実なマクマスター。

対比でクリストファーの愚直さが際立つため、マクマスターはおもしろいキャラだと思った。

 

ハッピーになり切れないラスト

なかなか進まなかったクリストファーとヴァレンタインの関係だが、最終的には2人は結ばれる。とはいっても、あくまでクリストファーは離婚せず、ヴァレンタインは愛人となるため、ハッピーエンドと言い切れない微妙な気持ちになった。

 

ラストで印象的だったのは、軍人仲間が家を訪ねてきたときに、クリストファーが暖炉に薪をくべるシーン。

薪といっても、ただの木ではない。クリストファーのグロービーの実家には200年以上前から大樹があり、昔から男女がその木の下で結婚を誓ったという。クリストファーが戦地にいる間にシルヴィアが大樹を切り倒してしまい、木の一部をクリストファーは持って帰ってきたのだ。

そんな大事な木をクリストファーが暖炉に放り投げてしまった。「古きを敬う」と言っていたクリストファーが。

クリストファーがこれまでの生き方を捨てた・あきらめたように思えて、見ていてとても悲しくなった。

 

といってもこの「木を暖炉に放り込む」シーンが何を意味しているのかははっきりわからなかった。木=クリストファーの信念・こだわり・生き方、みたいなものだとすると、「クリストファーはそれらを捨てた」という解釈になるはず。けれどもクリストファーは「離婚はしない」とはっきり言っているので、解釈がちょっと矛盾するような気もする。

 

 

全然感想がまとまらないがまとめに入る

ストーリー面/映像面で評価を分けるとすると、ストーリー3点、映像5点といった感じ(5点満点)

 

ストーリー的には、全5話かけて、超プラトニックに男女がくっつくかくっつかないかの話を延々とやっているので、恋愛モノとしてみるには間延び感が気になる。

当時の風俗、戦争の中で人々がどう生きたのか、みたいな視点では楽しめる。

 

映像的には、イギリスの田園風景、街並みや当時のファッション、戦地など、様々な要素で見ごたえがあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【読書メモ】細谷功著『13歳から鍛える具体と抽象』ざっくり読み

細谷功さんの『13歳から鍛える具体と抽象』を読んだ。

一応断っておくと、私は13歳ではなく立派なアラサーだ。

私は、ビジネス書とか、(自分にとって)難しそうな内容を学びたいときには、子供にもわかるように書かれた本を読むようにしている。7つの習慣も「13歳からわかる!」みたいなタイトルの入門書で学んだ。

今回も、「13歳から鍛える」という文言にひかれてちょっと読んでみようと思った。

 

【内容骨子】

  • 具体・抽象ピラミッド:縦の関係が具体ー抽象。横の関係が情報の幅
    →「考える」とは、具体ー抽象の上下運動のこと
  • 勉強への応用:抽象レベルでざっくりと全体像を見る/優先順位をつける/ほかの者との関連を考える(例えば過去問演習はこれを無意識にやっている)
    抽象化すると暗記量を減らすことができる
  • コミュニケーションへの応用:人との会話は「抽象」「具体」二つのレベルで起こっている。「具体」だけ見て「抽象」レベルでの相手のメッセージを受け取らないと、行き違いを生む

 

ざっくり全体像をつかんだだけで、細かいところは読めていないと思うので今度あらためて振り返りをしようと思う。

今更だけど「書く習慣」を読んでちょっとうるっときた。

いしかわゆきさんという方が書かれた「書く習慣」という本をつい先ほど読み終えた。

 

数か月(あるいは1年以上?)前にYoutubeの本要約チャンネルで動画を見かけて、ちょっと気になるなあと思っていた本だった。

ファッション誌を流し見するためにKindle Unlimitedを契約しているのだけど、「そうだ、この本読みたいんだった!」と急に思い出してさっそく読んだ。

家から出ずに読みたい本をすぐ手に入れて読めるって、冷静に考えたらすごい時代だな(当方平成初期生まれ)

 

 

内容としては、「うまい文章のコツ」とか「SEO的にたくさん読まれる文章の書き方」とかではなく、「文章なんて自分には書けない…と思っている人の背中を押してくれる本」だった。

著者が外国暮らしで孤独だった中学生時代にブログを書き始めて友人ができたこと、文章を書くことで周囲の人に「こんなことを考えていたんだね」と理解してもらえるようになったこと。そうした個人的な体験談に、なぜだかぐっときてちょっと涙が出てしまった。

 

ADHDで、話がうまくまとまらなくて何言っているかわからないといわれて、あまり話さないようにしたらそれはそれで誤解されて、そういう自分にも救いがあるかもしれない。

 

自分だけが見る文章は、ノートに「3つのよかったこと」を書いたり、ジャーナリングを始めたりなど、最近少しずつやれるようになってきた。

それだけじゃなくて、たまには人に見られる文章も書いてみようと思った。

 

 

 

 

【レビュー】手帳 購入に悩む中、目に留まったSUNNYシリーズの小さなノート

最近になってYouTubeをきっかけに手帳やノートにはまっている。

その中でも、いろは出版のSUNNY手帳がすごく可愛いなぁと思い、SNSでいろいろな人のレビューを見去っていた。

だけど、今はMDノートにバレットジャーナルをしていて、SUNNY手帳を買ってしまうと、役割がMDノートと被るのではと思い購入を迷う日々…。

 

そんな中、いろは出版からSUNNYシリーズの小さなノート【サニーライトノート】が販売されていると知り、思わずネットでポチった。

サニーライトノートがどんな中身なのか、どんな外観なのかを書いていこうと思う。

 

【見た目】

厚手のフニフニしたPVCレザー(合皮)

見た目もしっかりしていて高級感を感じる。

 

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色はどれも可愛くて悩んだが、最近はブラウンやグレージュなどが好みなので、コークブラウンと言う色を購入。

 

 

【中身】

インデックスページが見開き2ページ分ある。

検索性が高くなるので、バレットジャーナルだけでなく雑記にも便利でいいなぁと思った。

小さいノートでインデックスページが用意されている商品はなかなか少ないんじゃないかなぁ。

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ノート部分は2.5mmの方眼となっている。

方眼なので、フリーハンドでも絵や図がまっすぐ描きやすい。方眼の色もブルーグレーのような薄い色味で、何か書いたときに方眼が邪魔にならなそう。

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各ページには、右下にページ番号が振ってある。

ページ番号をインデックスと対応させることで、どこに何を書いたかがすぐにわかるような設計となっている。

今はMDノートでバレットジャーナルをやっているが、ページ数を振っていくのは地味に時間がかかるため、あらかじめページ番号があるのはありがたい。

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【良いところ、悪いところ】

個人的に良いところと悪いところを記載する。

まず良いところとしてはとにかく小さい。最近流行の小さいカバンにも入れやすい。ノート書きたいと思った時に、すぐに書けることがとても重要なので、これはありがたい。

個人的にいまいちだなと思った点は方眼の大きさである。本当にこれは個人の趣味なのだけど、自分は小さい字を書くことができるのだけど、後で読み返すときに辛くなるので、大きめの文字を書きたい。具体的には、5ミリ方眼でも小さいなと感じる。横を言えば、4ミリ方眼を2行使って一文字書くようなイメージ。

なので、サニーライトノートの2.5ミリ包含は自分にとってはやや小さすぎた。ノートを使う際は方眼をかなり無視して文字を書くことにする。

 

あと、購入当初少し気にしていたのは、ゴム跡がカバーにうっすら残っていたこと。

これに関しては、1週間ほどゴムをかけずな保管していたらだいぶ跡がうすくなって気にならなくなってきた。

 

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購入した頃の写真。ゴム跡がカバーに残っている

 

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1週間後の写真。ゴム跡がうすくなり写真上ではほど分からないくらいになった。肉眼でも明らかにうすくなっている(完全には消えていない)

 

 

いろいろ書いたけれど、持ち物は「見た目でテンションが上がるかどうか?」と言うのも重要なポイントだと思っているので、そこに関しては私としては大満足!色と言い、形と言い、カバーの厚み・ステッチなど、持っていてテンションが上がるかわいいノートと感じた。

 

実はいろは出版の手帳やノートを買うのはこれが初めてだったけれど、あまりの可愛さに他のノートやサニー手帳も興味が湧いてきた。今年は家が手帳やノートだらけになってしまうかも。

 

以上、サニーライトノートの感想でした。

 

 

 

 

 

歯列矯正カウセめぐりをした話 はじめに

2020年から2021年頃、歯の矯正をしたくて、いろいろなクリニックのカウス巡りをしていたので、そのことを書いていこうと思う。

 

そもそも、矯正したいと思ったきっかけは、自分がいわゆる口ゴボだから。

歯がすごく大きいので、きれいに並びきらずに前に押し出されていたり、90度曲がって生えていたりと並びがあまり良くなかった。

前歯がかなり出ていたので、少し口が乾いていたりすると、しゃべったり笑ったりした表紙に上唇が歯に引っかかって、戻ってこなくなることがあり、子供の頃からそれがすごく恥ずかしかった。

 

ちょうどコロナ禍でもあったし、マスクをした生活が中心になるので、このタイミングで歯列矯正したいと思うようになった。

 

いくつかクリニックを回ったので、その時の様子や感想をこれから投稿していこうと思う。

 

 

脱毛 医療脱毛とケノンの合わせわざでどうなったか?

だいぶ更新が空いてしまった。

アリシアクリニックでの医療脱毛5回と、最近はキノンの脱毛機を使って自宅で脱毛しているので、その様子を書いていこうと思う。

 

そもそも当初は、自宅での脱毛は効果が薄いと思っていたので、できるだけ両脱毛だけで脱毛を終えようとしていた。

ところが、アリシアクリニックで5回施術を受けても、やはりまだ毛が残っていたのと、某大手脱毛サロンの倒産&返金の滞りと言うニュースを見て、クリニックでの脱毛は金銭面でのリスクがあると感じた。そこで、リアクリニックの5回の施術の後は、医療脱毛ではなく、自宅での脱毛に挑戦することにした。

 

ちなみに、アリシアクリニックでの医療脱毛を終えた状態は以下。

全身▶︎明らかに薄くなっている。ただ生えてこないかと言うと、そんな事は無い。産毛のようなものは生えているし、目で見たらわかるレベル。

顔▶︎正直あまり効果がわからない。もともとの毛が細すぎるせいか、さほど劇的な効果は感じられない。脱毛が毛穴にも効果的と言うふうに聞いていたが、今のところ毛穴の改善もあまりわからない。

 

これはアリシアクリニックの脱毛の効果が低いということではなく、単純に回数が足りていなかっただけだと思っている。医療脱毛で脱毛を完了させようと思っている。皆さんは、それなりの覚悟を持って回数追加をする必要があると思う。

私は、上記のクリニックでの脱毛による金銭面のリスクを考えて、それ以上の回数追加はしなかった。

 

自宅での脱毛器としてケノンを選んだ理由は、口コミが圧倒的に良かったことである。口コミが良すぎる製品・サービスはなんとなく疑ってしまう性分なのだけど、正直いろんな製品がありすぎて、どれにしようか選べなかったので今回は口コミベースでケノンを選んだ。

 

ケノンの使い方としては、まず前日に電子の形を剃っておく。そして当日に、ケノンの自分でパチンパチンと当てていくだけである。

頻度としては、2週間に1階が推奨されている。

ただし、ケノンにはいろいろな種類のカートリッジがあり、その中の1つに美がカートリッジというものがある。それに関しては2週間に1回と言う頻度じゃなくてもいいかなというふうに思い、2週おきに脱毛あたりで脱毛→間の1週間で美顔カートリッジを顔に当てるということをやっている。

 

おそらくケノンを始めたのは2022年10月ので、今に至るまでに約16ヶ月間ほどやっていたことになる。途中少しサボったりもしていたので、トータル20回くらいしか当てていないかもしれない。

ただ、その結果、体のほうの毛はほとんど気にならなくなった。

強いて言えば、背中の毛はやはりもともと薄いせいか、2週間に1回毛を剃った時にも細かい毛がついてくる。そこ以外は概ね気にならなくなった。

ただ、顔はやはり効果がはっきりとわからない。

顔に関しては経過を見て、さらに何回も続けて必要があるのかもしれない。